デフレ原因 2009 11 22

 デフレの原因について、いろいろ言われていますが、
日本におけるデフレの根本的な原因は、少子高齢化です。
 たとえ人口が同じでも、
若い世代が減って、高齢者が増えるという人口構成の変化は、
総需要の減少を招きます。
 若い世代(子育て世代)は、消費活動が旺盛で、
高齢者の世代は、消費活動が低いのです。
 これは、高齢者がケチというわけではなく、
年を取れば取るほど、物事に対する関心が薄れてくるからです。
つまり、世俗のことに関心が低くなるのです。
 若い世代が多いこと、子育て世代が多いこと、
これは、潜在的なインフレ要因です。
 今の日本は、この逆だから、デフレが進みます。
少子化→市場規模の縮小→企業の売上高の減少→給料の減少

書評 book review 2005 5 3

書名 「人口ピラミッドがひっくり返るとき 高齢化社会の経済新ルール」
著者 ポール・ウォーレス 翻訳 高橋健次 出版社 相思社

 低迷する個人消費、低迷する株価、低迷する地価。
こうしたものは、バブル経済の崩壊が原因で、傷口さえ治れば、
つまり、過剰な設備、過剰な債務、過剰な雇用が改善されれば、
日本経済も、元に戻ると考えていませんか。
 しかし、三つの過剰と言われた「設備、債務、雇用」が改善しても、
日本経済は、さえない状態が続いています。
 バブル経済の崩壊という「外傷」に目を奪われていますが、
もっと根本的な問題が潜んでいませんか。
 それは、「人口ピラミッドがひっくり返る時」です。
日本経済も、日本の社会制度も、人口構造がピラミッド型であることを前提として、
成り立っているはずです。
そのピラミッドが、ひっくり返る時、どうなるか。















































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